年々盛り上がりを見せているeスポーツ業界。エンジニアの就職・転職先の選択肢としても注目の業界です。しかしその一方で、業界全体の仕組みがまだこれから整えられていく段階であり、発展途上の状況でエンジニアがどのような形でかかわっていくことになるのか、まだ不透明な面があります。
eスポーツ業界において考えられるエンジニアの活躍の場を挙げてみても、そもそものeスポーツのゲームやソフトの開発、eスポーツを楽しむためのインフラ環境の構築・管理・運用の仕事、さらにeスポーツ関連サービスを提供する企業やイベントを開催する企業でのソフトの開発やシステム構築などの選択肢がすぐに出てくるでしょう。
そうなると「eスポーツのどの分野で活躍したいか」によって就職・転職先の選択肢が変わってくるのはもちろんのこと、求められるスキルにも差が出てきます。
例えば、新しいゲームの開発に携わりたい場合には、プログラミングスキルはもちろんのこと、開発スタッフとして参与することで発想力や柔軟な対応力といったスキルも必須になるでしょう。
一方で、eスポーツのためのインフラ環境に関わる仕事に携わりたい場合にはデータ分析や管理、システム開発・運用に関する実践的なスキルがもっとも重要になってきます。
今後、eスポーツ業界が成熟していくことで、エンジニアの役割や求められるスキルもより細分化が進んでいくことが予想されます。
そうした業界全体の変化・成熟を踏まえた上で、自分がeスポーツ業界でどんな仕事に就きたいのかをよく考え、そのために必要なスキルを磨き上げていく姿勢が求められそうです。